Senyawa/セニャワは、中部ジャワの古都インドネシアのジョグジャカルタで活動を始めて今や世界的に活動をひろめたエクスペリメンタル・コンテンポラリーデュオ。 Rully Shabara（エクストリームボーカル・パフォーマンス）とWukir Suryadiの巧みなインストゥルメンタル（および自家製の楽器によるインストゥルメンタル）2人は、インドネシアの民俗的な音楽をさまざまなスタイルで表現＝もちろんエレクトリックな部分も多用しつつ、ヴォイスによりインドネシアに伝わる生々しいアミニズム的肉声＋手製の楽器によるワイルドでありながら深遠な音の相乗効果で、独自のジャングルエキゾな世界を描き出している。今作は2018年に米サブライムレーベルからのリリースで、さらに音の幅が広がった感がある。 数年前、彼等と内橋和久氏のライヴにBGM担当としてカセットやレコードによるDJを担当させてもらったことがあるが、当方がかけたハリー・ルスリやAKAといったインドネシアのロックや現代音楽、インドネシアの地方の民俗音楽、などの音源を興味深く見ていたのが印象的でした。