現在、新しい世界観を持つインスピレーション性とどこか懐かしい叙情性を兼ね備えたピアニストとしてjazz界のみならず世界の音楽ファンに注目されているアルメニア出身で現アメリカ在住のピアニスト「ティグラン・ハマシヤン」の2018年作。歴史と現代に関する音楽的考察の第2弾として2018年に出た本作は、遥かなる故郷アルメニアへのオマージュ。 彼が故郷アルメニアからインスピレーションを得た前作『AN ANCIENT OBSERVER』の続編とも呼べる5曲入りEP『FOR GYUMURI』（30分近い5曲入り）が本作です。かなり変拍子なども多用しつつ、美しさと狂気が交差する強烈な部分も内に秘めた、全方位型JAZZ?なのか、な作品です。